人に何かを伝える時、どんなことに注意しているだろうか。
例えば、誰かと会うアポを取っているとする。相手の希望している日がダメだった場合、
どう答えるか?
「その日はダメなんです。」 「他の予定が入っています。」 「別の日にしてもらえませんか。」
・・・これらは別に悪い言い方ではないが、下記のように答えたらどうだろう。
「残念ながらその日は既に埋まっていますが、○日と○日は空いてます。いかがですか?」
「今週は難しいですが、来週ならあなたの予定に合わせられますよ。お好きな日をどうぞ。」
実は、これこそまさにアサーション(自己主張)である。
ちょっとした先回りの質問やコメントをすることにより、やり取りはよりスムーズに進む。
相手も選択肢が与えられ、アポをとることは迷惑ではないのだと、安心もするだろう。
自分の状況をきちんと相手に伝えることは、相手を追い詰めることではない。事実を
そのまま伝え、その事実に基づいて物事を解決する一番確実な方法だ。その日がダメな理由をあれこれ並べ立てるよりも、ずっとすっきりした後味のよいコミュニケーションである。
英文e−mail のテキストを作っている時、I can't meet you that day. のポジティブな
言い方を考えていたら、こんなことが浮かんできました。
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