2022年05月19日
「伝える」より「伝わる」を意識する
英語で何かを伝えようとするとき、どう「伝えるか」ではなく「どう伝わるか」
を意識して話すと、いらぬ誤解や言った言わないを避けることができます。
「伝え方」に重点を置くと、文法のルールや使用する語彙に神経質になります。
正確な文法や決まり文句を使うことで、偽りの安心感を持つことになります。
完璧な文章で伝えたのに、分かってもらえなかったという経験はないでしょうか。
一方「伝わり方」に重点を置くと、文法や語彙の正確さは意識しながらも、どう
いう表現をすれば、こちらの「意図」がきちんと伝わるかを第一に考えます。
例えば「できるだけ早くお返事ください」は、以下のように言えますが、
具体的に「どのくらい早く?」は伝えることができていません。
Could you give me your answer as soon as possible?
I look forward to hearing from you.
Please reply at your earliest convenience.
定型表現を使っているのだから相手も分かってくれるだろうと期待するのは、
大きな間違いであり、相手に対する甘えです。
例えば以下のように具体的に表現すれば、とるべきアクションを明確化させる
ことができ、両者にとっても分かりやすくなります。
Could you give me your answer by next Monday, if possible?
特に、仕事で英語を使う際には注意が必要です。
どう「伝えるか」は自分目線、どう「伝わるか」は相手目線です。
相手目線を意識することで、コミュニケーションの仕方が変わります。
対象者との関係も考慮しながら、より効果的な「伝わり方」を常に意識
してみてください。
posted by しゅ at 11:38| Comment(0)
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